映画「3D彼女 リアルガール」 感想(ネタバレ含)

 どうも皆さん、工砂(こうすな)です。

 皆さんはAmazon-primevideoやNetflixなどは利用したことありますか?

 自分は4月に入ってからAmazonPrimeに加入し、最近Primevideoで映画を視聴しまくっています。自粛期間中にはちょうど良い暇つぶしとなりますが、気が付くとほぼ勉強しないで夜になってしまうこともしばしば…

 大学院進学を目指す身としては、あまりよくないと思いつつもやめられませんねぇ

 

 さてさて今回の話題は映画「3D彼女 リアルガール」の感想です。

 感想を述べる性質上、どうしてもネタバレが含まれてしまいます。ネタバレが嫌いな方は先にご覧になってきてください。私はネタバレをどんどんして、熱く語りたいと思います。

感想 

 まずこの映画ですが、とても自分の性癖に刺さりました。実は自分、こういう青春ラブストーリーにとても弱くてですね…w

 他にも「プロポーズ大作戦」とかが大好きなんですよ。大好きすぎてDVDも確保してあります。

 

 閑話休題

 さてこの映画で自分の好きな点は大きく2つあります。

 1つ目は「主人公と自分の学校生活の様子が似ていた」という点。

 2つ目は「男女の心理描写が非常に分かりやすく描かれていた」という点。

1つ目の理由 

 自分は中学高校とクラスの隅の方で一人で読書をしたり勉強したりゲームをしているような生活をしていました。放課になると自分の席か図書館に行き、そこで何かしらしていることが日課でした。

 当然女子との絡みはなく、「彼女?なにそれ?おいしいの?」みたいな生活を送っていました。ただ「女子」という存在には興味がありましたし、好きな女子というのもいたことがあります。…女子と会話をするのはとても緊張するので苦手でしたがね。

 

 映画の主人公は重度のオタクであり、妄想癖がやや激しかったですよね。(社会人になっても治ってなくて、笑ってしまった)また自他ともに「アニオタで、コミュ障で、引きこもり予備軍」と認識していましたよね。

 自分もそこまでではないものの、かなり近い感じであったためとても主人公に対してとても親近感を感じてしまいました。

 また自分も学校にいた数少ない友人たちとの関係性が当初の主人公のものととても似ていました。彼らも少なからずオタクでして、そういうような話をしてよく盛り上がったものです。

 上のような条件と自分の想像力が合わさった結果、映画への没入感がとても高まり主人公の気持ちに共感してしまうことに繋がりました。

 

2つ目の理由 

 この映画は漫画を原作とし、実写化されたものだからでしょうか。男女間の心理描写がとても分かりやすく、そして面白おかしく描かれています。分かりやすいといっても他の恋愛映画とは異なり、「あくまで自然体で、けれども漫画チックに」表現されている点が個人的にはとてもポイントが高かったです。

 

 普通の恋愛映画って自分からすると甘すぎるんです。喧嘩やすれ違ってもかなり甘々な感じが残っていてくどいと感じてしまうんですよね。しかし、この映画は

「甘さ:自然さ:面白さ=5:4:1」ぐらいの割合で成立していると感じました。

喧嘩やすれ違ったとしても、各々の心の動きや葛藤などが短い時間ではあるもののきちんと表現され、それを踏まえた演技や描写がされていると感じ、それがより現実っぽさを醸し出していると思いました。

 特にそう感じたシーンは学校で筒井君と綾戸さんがエゾミチの話で盛り上がっているシーンを目撃した五十嵐さんが、ヤキモチを抱き悩みその後いろいろ試行錯誤して筒井と仲を深めるまでの過程です。

 しょうもないことで悩んだりそれを伝えるまでにいろいろ遠回りしてみたり、まるで現実の高校生と同じようだと思いませんか?

 

 現実的ではないんです。でも映画だから、架空のお話だからそれでいいんです。でも明らかに作り物すぎるとそれはそれでなんか醒めてしまうんです。

 お話と現実がほどよく混ざり合った話、そういうのが自分をこの映画の世界の中に引き込んだと思います。

 

総論 

 この感想はあくまで原作である漫画版を見ずに映画版だけを見た自分個人の感想ですが、久しぶりにとても良い映画に出会えたと感じています。

 みなさんにもぜひ見てただきたいですし、特に今のような自粛期間中でストレスが溜まってやさぐれているような人たちは、これを見て心を癒されちゃってくださいませ。