木工 1,2作目【木製USB】

 みなさん、どうも工砂(こうすな)です。

 最近はコロナの影響でうかつに外を出歩けないですよね。皆さんは家で何をしていますか?

 自分は最近は研究室に籠って勉強していますが、家ではYouTubeを見るか木を弄っていますね。約4か月前に始めた「木工」というこの趣味ですが、比較的手を出しやすく材料費もそこまで高くないためとてもおススメです。

 本日はそんな僕がこの4か月の間に製作した作品を2つ紹介させていただきます。

 

1作目 

 まずは自分が木工を始めて一番最初に作った作品になります。これは友人の誕生日プレゼントとして製作した作品です。

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使用した木材は以下の4種類です。

 ・ウェンジュ:アフリカ材、黒色と焦げ茶色の縞模様の木目が特徴的

 ・センダン:日本にも自生している、油を塗りこんだ時の艶やかな見た目が特徴的

 ・サクラ:日本の代表的な樹、扱いやすい

 ・パドック:アフリカ材、赤っぽい色をしている木材で耐久性が高いのが特徴

 

 センダンとウェンジュが表裏をカバーし、横の白いラインにはサクラを、そしてお尻の部分にパドックでワンポイントを添えています。

 この作品を制作したときは特に道具がそれほど揃っていなかったため、かなり厚さのあるUSBとなってしまいましたが、幸い友人は主にデスクトップPCを使用する人でしたのでその厚みはそこまでネックになりませんでした。

 

2作目 

 2作目は1作目の反省や新たな工夫を取り入れ製作したUSBになります。

 1作目は友人の誕生日という締め切りがあったため、製作過程の写真を撮影するのを忘れていましたが、2作目はきちんととってあるのでそれも見ていただきたいと思います。

 ちなみに使用した木材は以下の3種類になります。

 ・コクタン:漢字で書くと「黒檀」、昔から高級材としてされてきた。今回使用したのは黒檀の中でも比較的加工しやすい「縞黒檀」という種類のもの。

 ・パドック:アフリカ材、赤っぽい色をしている木材で耐久性が高いのが特徴

 ・ウェンジュ:アフリカ材、黒色と焦げ茶色の縞模様の木目が特徴的

製作過程 

 まずは設計図に従って使用する大きさに木材を切り出します。下の写真だとすでに一部削っていますがあまり気にしないでください。

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 まずは今回から導入した鉋(かんな)でパーツの厚さを削ってきます。15分ほどで下の写真の左ぐらいの厚さにまですることができました。ちなみに右側がもともとの厚さです。

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 2つとも同じ厚さにまで削ったら、設計図に従って大体の形を削り出します。その後細かいところを使用するUSBの基盤にせて慎重に削り出します。

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 真ん中のラインができたら、次にメインのパーツを加工してきます。今回の場合前回のものより薄くするので、干渉するところを削ると下の写真のようになります。

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 ここまで出来たら、USB端子の部分がきれいに見えるように面一にするために仮組をしてやすりで削ります。

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 こうして加工したパーツが全部細かいすり合わせなどを終えたらいよいよ本組していきます。

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 本組をしただけだとまだまだ分厚いので端子を傷つけないように注意しながらも鉋で厚みを削っていきます。

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 その後蓋を製作し、角をとり、オイルフィニッシュという方法で仕上げを行ったものが次のものになります。

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 実際にPCに差して雰囲気を見てみると、PC自体は何も変わらないはずなのに、なんか高級感が出てよい感じになったと思います。

 またUSB自体も変にワックスなどを付けていないので、木の温もりを感じることのできる仕上がりになりました。

 

 現在、3作目となる木製USBを製作しています。これまた、新しい挑戦を取り入れた作品になっています。続報をご期待ください。